奈良正倉院の宝物にも、平安の紫式部日記にも登場するお盆、その頃は盤(ばん)と呼んでいました。中国では食べ物を盛る器も盤、食器を載せて運ぶ盆(ぼん)も盤(ばん)と区別がややこしく、古代の人々は前者を皿(さら)、後者を盤(ばん)と使い分けました。 盤(ばん)は、やがて室町時代に入って盆(ぼん)と呼ばれ、現代に受け継がれています。 長い歴史を刻むお盆は生活用具としてなくてはならない物になりました。
角館桜皮細工 桜皮十六角盆と茶筒
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